『「宵待草」ノート
-竹久夢二と大正リベラルズ-』
図42点収録 はる書房 Dioの会編 品川洋子著
<目次概要>
第一章 「いつも後姿を見せては歩いてゆく」夢二の代表作「宵待草」
第二章 夢二と”草”
”草”について/マツヨイグサ、ツキミソウ、シャミセングサ・・・・、/釣鐘草-野の花と厭戦フォーク
第三章 年表:夢二と「宵待草」-まてどくらせどこぬひとを-
第四章 悲恋ばかりした夢二の代表歌として
悲恋から生まれた歌/夢二と民謡/啄木歌の受容と「まてどくらせどこぬひとを」の表現
第五章 大正リベラリズムの文芸系譜
「絵筆」に生きた夢二/明治から大正へ①-独歩、啄木、蘆花-/明治から大正へ②-鴎外、露風-/夢二と太宰治
あとがき・文献一覧
-大正ロマンの画家として知られる竹久夢二ですが、彼が作詩した「宵待草」(題名も夢二の造語でした)は、大正中期からさまざまな伝説に彩られながら広くうたわれました。はかない悲恋を繰り返しながら、絵画に詩文に才能を発揮して自由に生きた夢二の真の姿は、知られていないこと、理解されていないことが少なくありません。夢二と「宵待草」についての年表では、成立の背景と実態を探り、妻、たまきに宛てた書簡からは、石川啄木への傾倒をうかがいます。明治末の大逆事件の直後に結晶した詩「宵待草」ですが、独自な道を模索した夢二の詩を追究する試みを、一冊のノートに詰めました。-
まてどくらせどこぬひとを
宵待草のやるせなさ
こよひは月もでぬさうな。
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⇒ 新宿・某書店5階 (2011.5.6 撮影)
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1000円+税
(Dioの会 はる書房 2011年)
・紀伊国屋書店
・ジュンク堂書店
・丸善丸の内店
・八重洲ブックセンター
・旭屋書店
・リブロ
・三省堂書店
・東京堂書店
・有隣堂
・アバンティブックセンター
・啓文堂書店
*このほか全国の各書店で扱っていただいています。
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