活動記録

2015年3月28日 (土)  5名にて、「言いわけでは、ランプはつかない」の章を考察する

2014年5月10日 (土)  4名にて、「かんなん、なんじを玉にす」の章を考察する。

2014年3月8日(土) 4名にて、「ダルマさん ダルマさん」の章を考察する。

2014年1月18日(土) 3名にて、「東京」の章を考察する。

2013年12月7日(土)  7名にて、「物価騰貴」の章を考察する。

2013年10月26日(土) 4名にて、「やぶ入り」の章を考察する。

2013年4月13日(土) 6名にて、「前かけ」の語句を考察する。

2013年2月2日(土) 5名にて、「うつりかわり」の語句を考察する。

2012年12月8日(土) 7名にて、「先祖と家がら」の語句を考察する。

2012年10月27日(土) 7名にて、「吾一」の章の語句を考察する。

2012年7月14日(土) 5名にて、「赤い糸」までの語句を考察する。

2012年6月2日(土) 5名にて、「意地」までの語句を考察する。

2012年4月28日(土) 6名にて、「実学」の語句を考察する。

2012年3月3日(土) 5名にて、「その夜のことば」までを読む。

2012年1月28日(土) 4名にて、「口絵のかわりに」「中学志望」のなかの語句を拾う。

2011年11月26日(土) 4名にて、「路傍の石」注釈の計画を討議。

2011年10月1日(土) 4名にて、”読む会”再開について協議。


  [free paper Dio vol.7( 2009.11.10) より]

  「山本有三を読む会」活動報告 ―第四号会報にかえて―
代表 布川 純子


 「山本有三を読む会」は二〇〇〇(平成一二)年、成蹊大学大学院関係者を中心に発足しました。以来、現在までほそぼそと会合を続けておりますが、会報は二〇〇四(平成一五)年三月の第三号以後発行しておりませんでした。今回この紙面のお話を頂きましたので、二〇〇四年春から現在までの活動について、簡単にご報告させていただきます(回数・会合開催日・読んだ作品名)。


二〇〇四年度第一回(四月二四日)「西郷と大久保」、第二回(六月二六日)「霧の中」、第三回(七月一七日)「盲目の弟」、第四回(九月二五日)「女人哀詞」、第五回(一一月二七日)「米百俵」、第六回(一二月一八日)映画ビデオ鑑賞「波」。
二〇〇五年度第一回(九月三日)「兄弟」「雪」、第二回(一一月一二日)「子役」。
二〇〇六年度第一回(六月一〇日)「チョコレート」、第二回(八月一三日)「不惜身命」、第三回(九月一六日)「こぶ」。
二〇〇七年度第一回(五月一九日)「はみかみやのクララ」、第二回(八月八日)「ストウ夫人」、第三回(九月二二日)「路傍の石」①、第二回(一一月一七日)「路傍の石」②、第三回(二月一六日)「路傍の石」③。


 会員全員が山本有三の作品を何作も読んでいたというわけではなかったので、とりあえず新潮社版『山本有三全集』に収められている作品を、戯曲から執筆順に読んでいこうということで活動を始めました。二〇〇四年度で戯曲もほぼ読み終わり、小説に入りました。昨年度九月代表作「路傍の石」をとりあげております。
「路傍の石」はさすがに小中学生の頃に一度は皆読んでおりましたが、今回あらためて読み直しみると、日露戦争前後の時代背景の中で、地方の慣習習慣、またさまざまな制度など、わからない語句が意外にあることに気づきました。有三は平易な文章を書くことを心がけていたので、文意というより主に文化的・社会的な見地から語句を拾って注釈をつけようということになりました。自分たちの研究や興味のあることにひきつけつつ、現在それぞれ担当ページの調べにはいっております。
悩みは、手頃な会合場所を見つけることが困難なことと、数名でも日程の調整が難しいことです。当面「路傍の石」全編注釈書完成を目標に、一同楽しみながらがんばっております。