特選 Book review

    Dioの会 特選-話題の新刊                                       






及川音楽事務所からお届けするCDです。



  夢二の歌 竹久夢二生誕130年記念 

                         ¥2500(税込)

 大正から昭和にかけて、歌曲の楽譜装幀を夢二は多く手がけています。特にセノオ楽譜には、表紙絵に腕を振るっただけではなく、「宵待草」など夢二の詩に当代の作曲家が曲を付けた24楽曲を収めています。さらに、夢二詩による名曲とされる「母」「風の子供」を加えて、26楽曲がここに収録されました。
 セノオ楽譜を中心に生まれた大正期歌曲を、夢二作品から偲ぶことができます。






金沢湯涌夢二館から出た書籍です。



 『「彦乃日記」を読みながら 
    笠井彦乃と夢二
      -湯涌の日々を胸に抱いて』

  

          坂原冨美代著
          金沢湯涌夢二館編
            ¥500(税別)

 夢二が愛した女性、笠井彦乃の側からみる二人の日々。
 





『金沢湯涌夢二館収蔵品総合図録 竹久夢二』  
   
   (公財)金沢文化振興財団 金沢湯涌夢二館 編集・発行                              2013年2月

 執筆 太田昌子 高橋律子 荒木瑞子 谷口朋子
      大木優子 川瀬千尋  








河出書房新社からお届けします。



生誕130年 永久保存版

   竹久夢二 大正ロマンの画家、知られざる素顔

      竹久夢二美術館 監修

     ¥1600(税別)

  夢二を語る、論じる文章からセレクトして採録した選集です。希少な夢二自身の画論なども収録されています。







河出書房新社“らんぷの本”です。


 華宵にいつでも会える弥生美術館のおすすめです。
『昭和モダンキモノ
抒情画に学ぶ着こなし術』

中村圭子著

¥1600(税別)


『華宵のおしゃれ教室』
松本品子著

¥1600(税別)
   







honto電子書籍ストアでお求めいただけます。


『フイチンさん』 上田トシコ  1巻 2巻 3巻  各525円
                               2013年1月

 本間正幸解説

パインウッドカンパニーが、電子書籍にしました。 


   







本の雑誌社からお届けします


『SF挿絵画家の時代』
 大橋博之著 
2012年9月発行 本の雑誌社 ¥1800(税別)

 冒険、ユーモア、ファンタジーのSF小説を彩った挿絵画家71名に注目してその世界を紹介しています。SF黎明期から隆盛期、新生期までの時代における、挿絵画家の仕事ぶりを追っています。

 とりあげられている画家は、山川惣治、 武部本一郎、 小松崎茂、石原豪人、柳柊二、中島靖侃、松本零士、加藤直之ほか









吉川弘文館からお届けします


『明治版画史』
 岩切信一郎著 
2009年7月発行 吉川弘文館 ¥6000(税別)

 明治期は、画像の時代だったことを本書は説いています。江戸期以来の木版・銅板にくわえ、石版、凸版印刷など多様な版画があり、明治錦絵から新聞・雑誌の挿絵が生れ、大正期の創作版画につながります。そのような出版技術の変遷をひとつの文化史として、図版を駆使しながら綿密に解き明かしています。


:本書により著者は、第60回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞されました。。







弥生美術館・竹久夢二美術館の新刊です。


『大正ロマン手帖 ノスタルジック&モダンの世界
 石川桂子編 
 2009年12月発行 河出書房新社 ¥1600(税別)
 
 弥生美術館・竹久夢二美術館の企画展にあわせて出される案内書として、大正期文化を伝える資料図版をずっしりと掲載しています。抒情画、おしゃれ、女性、芸能、文化生活のテーマが設けられ、浅草オペラから銀座、文化住宅までが紹介されています。「可愛いの原点」-大正ロマンの探究を堪能できる1冊です。







少女漫画「フイチンさん」が復刊されました。
コミックパークのサイトから入手できます。


『フイチンさん』 上田トシコ   2009年5月16日発行 各¥1000(税別) コミックパーク
   1巻 2巻 3巻      
 
 『少女クラブ』に1957年から1962年まで連載された「フイチンさん」が、久しぶりに復刊されました。「サザエさん」と並ぶ少女漫画として評価する声もあり、主人公の明るさと強さは、今日でも共感を呼ぶことでしょう。大きなお屋敷の門番を父親に持ったフイチンさんが、リイチュウ坊ちゃまの遊び相手役に抜擢されて活躍する設定は、漫画がとらえた文化史としても注目されます。
 各巻に、作者の略年譜や解説(本間正幸)などが加えられています。








free paper Dio 6 でもご紹介しました〈太宰治生誕100年記念出版〉 
パブリック・ブレインのHPで詳細をご覧ください。 



『西鶴トリビュート』 太宰治 ・ 井原西鶴 著
                   表紙イラスト 荒川、佐藤亜矢子

2009年5月20日発行 ¥1300 (税別) パブリック・ブレイン

 太宰治が西鶴をリライトした『新釈諸国噺』から、「遊興戒」「義理」など5作品を選んで収録し、西鶴の原文を添えています。太宰の翻案ものの奥義を探りたい読書家には、親切な1冊です。活字が大きく、挿絵が良くて、読み本ふうなつくりです。



『カチカチ山』  太宰治著
              オカダミカ画

2009年2月21日発行 ¥1500 (税別) パブリック・ブレイン

 太宰の最高傑作という人もいる『お伽草紙』の「カチカチ山」が、大人の絵本になりました。ページをめくると、昭和レトロな絵に目が奪われます。「狸さん、可哀想ね。」という心境になる読者も多いことでしょう。






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